個人的なことは政治的なこと、そして政治的なことは個人的なこと!


by terakoya93

経済は暴力と親和性がある─今週末ディスカッションクラスへ!

今頃になって、ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』(2011年9月発行)を読んでます。本当にショッキングな内容で胸が悪くなるが、実際に起こった、そして起こりつつある現実…。

新自由主義の「自由」とは、好き放題に儲ける自由、嘘をつき暴力をふるう自由、行為の責任をまったく負わない自由! なのだ。

だから「自由」と「平等」は相容れない。「自由な社会か、平等な社会か」の二項対立で、どちらを選ぶのか? と問われる。ホントですヨ!!

「弱い者が生きていける平等な社会」は「自由」を脅かす、排除すべき障壁となる。新自由主義の、全て市場にまかせ、人々の暮らしを保護するものを剥奪するやり方がなかなか浸透しない地域には、強大な暴力が使われる。

アベノミクス経済路線はもちろん新自由主義。原発事故の補償なんて、ちゃんちゃら可笑しいワケなんだ、実は。
生活保護、国民健康保険、セーフティ・ネットは皆、障壁だ。TPP万歳!!

まさか、そこまではやらないだろうと思う庶民は何度でも騙されて、強いリーダー(イメージ)を選挙で選び、その結果自分の首を締めていく。

南米やアジアの軍事政権による反対派大虐殺の目的こそは、新自由主義の拡張だった。チリのピノチェトやインドネシアのスハルトの人民に対する大虐殺と、国家経済の高成長&すさまじい経済格差とは、一体化した政策だった。

民主主義の達成できない国で軍事独裁の人権侵害が起こる…のではなく、民主主義を見せかけた弱肉強食の新自由主義が、人々の抵抗を抑える最大の方法として虐殺というショック療法をそれらの国に注入してきた。

米国CIAや、スクール・オブ・アメリカズの、その関与が大手メディアで報じられる事はない。……これまでも、これからも。

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今週末のディスカッションクラスへ! 他クラスからの振り替えも歓迎 (^ ^)
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6月の映像(6/8)──
<映像─School of the Americas, School of Assassins 南北アメリカ大陸、暗殺者養成学校(20分)>

「暗殺学校」「クーデター学校」の異名を持ち、尋問、脅迫、拷問、処刑の方法等を教える、アメリカ軍による中南米の軍人や警察官への教育機関スクール・オブ・アメリカズ。これについては以前、School of Americas: Guns and Greed という映像を取り上げましたが、もうひとつ、まだ観ていない映像、School of the Americas, School of Assassins を観ます。
アメリカはここまでやるということ、ほとんど知られていないです。
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日程: 6月8日, 7月20日, 9月14日, 10月12日, 11月9日, 12月14日
時間:午前10時半~午後1時 オーガニック・コーヒー付き
会場:国立・かけこみ亭(南武線谷保駅より徒歩2分)
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講師ダレルさんから、参考資料となる文献が届いています。かつてのグアテマラの独裁者の大虐殺に対する判決日当日(5月10日)の記事(これは前回参加の方にはプリントアウトをお渡ししました)と、
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Guatemala: Will Today’s Genocide Verdict Lead to U.S.?

さらに追加でその結果の記事です。
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History Before Our Eyes-Guatemalan Dictator and SOA Graduate Found Guilty of Genocide!

この独裁者エフライン・リオス・モントこそは School of the Americas の、卒業生! 何十年も経ってからやっと有罪裁判です。

アンチョコの、日本語記事 (^ ^;)

なんと、その後こんな記事も…。
軍政時の独裁者、有罪は「無効」 グアテマラの裁判所

日本語のニュース記事には、米国の関与は微塵も出てきません。ダメだこりゃ。
ダレルさんからの追加記事のほうをぜひお読みください。
「歴史観」が問題にされる日本ですが、歴史は痛みを知る者にとって、論評をする過去のものなんかではなく、今の政治と強く結びついた現実なのだとあらためて思います。
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by terakoya93 | 2013-06-03 23:41 | ディスカッションクラス