個人的なことは政治的なこと、そして政治的なことは個人的なこと!


by terakoya93

貧者の富・民主主義を実現するマルチチュード

ディスカッションクラス●─ "MULTITUDE"(マルチチュード)を読む! 
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第4回 10月25日(土)
     ─貧者の富・民主主義を実現するマルチチュード
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──貧者の富とは何か? かれらの惨めな「持つこと」よりも、力強い「共に
在ること」の発覚(revelation)だ…。

富の概念が「持つこと」とほとんど同義の世の中で、「在ること」の価値とそ
の富をしっかり認識するのは難しいが、グローバリゼーションが進む中、貧困
の原因は貧者の側にあるのではなく、新自由主義的経済政策に大きな責任があ
ることが、情報化社会の中でグローバルに認識され、世界的な貧者の抵抗運動
が同時多発、かつグローバルな連携を含んで起きている。

日本でも遅まきながら、この数年貧困問題が構造的な社会問題として認識され
るようになりメディアでも無視できなくなってきましたね。ついこの間まで、
セレブだヒルズ族だと言ってたのは二極化の上の方に注目していたからでしょ
う。

昨日観たテレビの米国のホームレス1日目の男性を取材した番組で、施設の大
部屋に何人もまとめて収容され、コンクリートの床に粗末なマットで眠りにつ
く彼が、仕事を得る為の必需品として携帯電話の充電をするのが印象的だった。
貧者はいまやネット社会とつながっていなくては生きられない。それはなにも
「先進国」だけの話ではなくて、世界のスラムや超貧困地帯でも、支援活動は
パソコンと共にやって来る。パソコンは情報取得と発信の手段だが、教育支援
・職業訓練などに使え、最もパワフルで安価、しかもインフラが整っていなく
ても使えるのだ。

──「非物質的生産」が席巻する世界のグローバル化の中で、マルチチュー
ドは民主主義を実現することのできる唯一の社会的主体。変革と解放をめざ
す政治的行動は、マルチチュードという基盤に立ったときにのみ可能になる。

──マルチチュードは差異をなくして同化し、統一行動に駆り立てられてし
まう群衆や暴徒とは違う。かれらは自発的に行動できず、外部からの操作を
受けやすい。そうではなくて、差異を差異のまま保ち、ひとつに構成される
ことなく、けれども共に行動することができる主体である…

そういう者に私はなりたい……。

さらに、マルチチュードの概念が一番民主主義に近い…というより、マルチ
チュードを実現するという課題は、民主主義を実現するという課題とイコー
ルで結べると書いてある! 
民主主義って、実はいままで実現したことが無いですよねぇ。日本では多数
決のことに矮小化されたり、間接民主主義のお任せモードが支配…。

今回は、貧者の富という逆転の発想と、民主主義を実現するマルチチュード
という概念を、なんとかゆるやかにつかもうと思います。
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全8回=月2回土曜日 午前11時〜午後1時(英文読解中・上級者向け)
講師:Kimberly Hughes (Peace Activist、大学教員) 
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日 程:9月20日・27日、10月11・25日、11月8・22日・12月6日・09年1月10日
時 間:午前11時〜午後1時 英語のみで2時間、オ−ガニック・コーヒー付
参加費:全8回…22,000円 単発参加…3,000円 寺子屋入会金…6,500円
期間中、他の寺子屋レギュラークラスへの振り替え受講もできます。
会 場:国立・かけこみ亭(南武線谷保駅から徒歩3分)
お申し込み・お問い合わせ
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by terakoya93 | 2008-10-16 14:03 | ディスカッションクラス